2009/10/09

ヨウジヤマモト

日本の誇るトップデザイナーヨウジヤマモト東京地裁に民事再生法の適用を申請したと言うニュース。
世界的な不況を背景にした消費低迷で国内外での販売が落ち込み、資金繰りが行き詰まり、負債総額は約60億円

80年代の
DCブランドブームではギャルソンとともにかなりの人気だった。

私もそのDCブランドブームの中、ヨウジヤマモトにはまっていた一人だ。
あの頃はどんなに高くてもウジヤマモトの服が買いたくて、バイトしたお金をつぎ込んでいたくらいだったし、周りの友達にもファンが多くて盛り上がってた。
東京の文化服装学院に通っていた時だって、時々見かける先輩の彼を見かけてあんな風になりたいな。と思っていたものだし。

でもいつころかDCブームは去り、安くてかわいい服が買えるようになってからはみんなそちらに移行していったのだと思う。

昔はお金をもってる人だけがおしゃれができた時代で、今は誰もがおしゃれになれる時代。

たしかに日本人の私としてはヨウジヤマモトの存在は凄く誇らしい事だったけど流行の流れは速い、消費者の心はころころ変わる。だからいつからか売れてないんだろうな、と凄く感じていた。

ファッションに限らずかもしれないが物を作ってる人間が絶対にぶちあたる壁。たくさんは売れないけど自分の好きなテイスト感を突き通して物を作るのか。それとも消費者に合わせてたくさん売れるものを作るのか。これに悩まされるのだと思う。
でも自分の好きな物で多くの人に売れる事ができたらこれが一番理想な事だと思う。
80年代のヨウジヤマモトはまさしくその理想だった。

ファッション業界は何年か前から不況が始まっていたが未だ歯止めがきかない。下降路線をたどるばかりだ。
ファッションは今となっては流行も何もなくなったような気がする。
近年のコレクションを見てもお店をみても新しいものはないし、流行だと言われてても去年と何が変わったのだろうと感じるし。
ファッションは飽和状態。

日本のファッションで調子がいいのはユニクロのみ。
ヨウジヤマモユニクロと比べたら反比例。
ヨウジヤマモトがファッションだとしたらユニクロはいわゆる制服。
だけどユニクロが売れていて、ヨウジヤマモトは民事再生。
皮肉な物だ。
多分私もヨウジを買わずユニクロを買うのだろうけど。

ファッションに関わっている私は、先が見えない中、ファッションとは何かを考えていかなくちゃ!!

↑ちなみにヨウジではないですよ。あ、みればわかりますねっ。。。


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