2013/06/10

モザイク尽くし - Ravenna (ラヴェンナ)

 さて、前回に引き続きラヴェンナの話を続けます。

私の一番のお気に入りはここ!
Mausoleo di Galla Placidia (ガッラ・プラチーディア廟) という霊廟です。

 ここのモザイクはラヴェンナで一番古いらしいのですが、そんな事を感じさせないこの豊かな配色。

小窓が見えますか?多分、薄く切り出した石 (天然石?) がはめ込んであるのかと思うのですが、外の光によってオレンジ色がはっきりと見え、まるで火が燃えているようです。

実際こちらの画はサン・ロレンツォが火あぶりで殉職するのを表しています。
うん!!やっぱり火が燃えているように見える。
写真は窓の部分に光が入っていないので、みえづらいですが。

かわいすぎて家に飾りたい!

青を基調とした色の組み合わせがまた素敵なんです。


入口の天井部分。まるで空に星が輝いているようです。

素敵すぎてここから出たくありませんでした(笑)
サン・ヴィターレ教会のすぐ隣にある小さな建物です。
まさかこんなに小さく質素な建物の中がここまで豪華だとは!!

そしてお次はメインストリートから離れてBattistero degli Ariani (アリアー二洗礼堂) へ向かいました。
ここは無料で見れますよ。

こちらは前回のブログに書いていたネオニアーノ洗礼堂と同じ「キリストの洗礼」のモザイク画になりますが、また雰囲気が違いますね。なんかカジュアルな感じ!?

12使徒に囲まれて。

洗礼中。

ダンテの墓に向かいます。一番奥の白い小さな建物がダンテの墓です。

道の名前がダンテです。

ダンテ・アリギエーリはイタリアでは有名な詩人ですね。


ダンテ。

ダンテはフィレンツェ生まれですが、色々あって (詳しくはこちら) フィレンツェから追放されて「神曲」を書きつつ色んな土地を渡り歩き、最後にたどりついたのがラヴェンナでした。
ラヴェンナで息を引きとった後もお墓をフィレンツェにするか、ラヴェンナにするかで争いが起きたみたいですね。

最後に行ったのがLa Basilica di Sant'apollinare Nuovo (サンタポリナーレ・ヌオーヴォ教会) です。

天井はドーム型ではなく平たくなってますね。

コリント式の柱がずらり。

柱から上の部分は全部モザイクで覆われています。長すぎて全部が写真にはいらないよ~

このモザイク画の柱部分を見てください。
一番左、三本目に手が見えます。

元々は聖人が描かれていたらしいのですが、宗派が変わった時にそれにそぐわない聖人だった為、何事もなかったように上書きされちゃいました。
と、いってもこれもモザイクなのでモザイクの石をとってまた貼り換えるのは大変だったでしょうね。
それで、めんどくさくて手の部分は替えなかったのか、はたまた本当に忘れちゃっていたのか?



上の方の細かい絵がみえずらくて残念なんですが。オペラグラスが必要です~

「東方三博士の礼拝」この人達だけがかなり華やかな衣装を着ています。
よくみるとパンツがレオパード柄のような、水玉柄のような。。。。

周りの小さな礼拝堂?は質素ですが雰囲気があります。



周りは華やかなモザイクなのですが中央の祭壇は以外にシンプルでした。

そしてラヴェンナの旅の終わりはジェラートで締めます。

今回は友達のゆっこにイタリアで再会できた事、そしてラヴェンナを案内してくれた事に本当に感謝感謝。
ありがと~ゆっこ!!

楽しい時間を過ごせました。

ラヴェンナは女性には特にお薦めの街です。綺麗なモザイクには本当に見とれてしまいますよ。
ぜひ一度は行って見てくださいね~

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