イタリアにはアペリティーボという習慣があります。
夕食前にみんなで集まって一杯 (でなくても良いですけど) の食前酒を飲むんです。
イタリアの夕食は大体20時から21時なので、その前の18時くらいからアペリティーボがはじまります。
アペリティーボはそれぞれのバールによっても違うのですが、アルコール1杯の値段で軽食が食べ放題なんですよ。
今回は日本人の友達が教えてくれたここPescheria del Pavaglioneに行ってきました。
Pescheriaというのは魚屋さんという意味です。
私達日本人はイタリアにいると時々生魚が恋しくなります(笑)
ここは魚屋さんがアペリティーボをやっているという変わったお店なんです。
魚屋さんの中にカウンターが作られていて (4人くらいしか座れませんが) そこでアペリティーボが出来るようになっています。
もし、そこに座れなくても魚の並んでるショーケースの上に台を作ってくれて立ち飲みできるようになっています。
周りで魚を選んでいる人の中に混じりながらワインを飲むのもなかなかできませんよ(笑)
これがアペリティーボ用のおつまみ。
ここは食べ放題ではなく好きな物を単品で頼むタイプになります。
おいしそうでしょ!
何をかけて食べるかは個人の自由ですが、オリーブオイルや塩に混じってしっかりとお醤油も置いてありますよ。
ワインはボトルで頼む事しかできないのですが、複数人で来れば飲みきれますね。(もちろん一人で飲んでもよいですがアペリティーボは食前酒ですので軽めにね!)
このワインYAMADAという銘柄なのですが、なんで日本名?!
調べてみたらペスカーラのボロニャーノという小さな村で生まれたワインで、そこが山の上だったのと、ワイナリーのオーナーさんが日本の文化に興味を持っていたのとで日本の名字を選んだそうです。面白い!
ブドウの品種がペコリーノ100%、ペコリーノってどうしてもチーズを思い浮かべてしまいますが。
私的にはさっぱりして飲みやすいワインでした。
つい最近はお寿司や、お刺身をつまみながらアペリティーボが出来るお店などもイタリアの大都市にはあるみたいですが、なんせボローニャは小さな街。
しかも日本食レストランだって相変わらず中国人がやってる所ばかり。
そろそろ日本人がやるレストランやバーが出来ても良い頃なんだけどな~と心で願いつつ。←他力本願
しかし今回のアペリティーボはかなり大満足。
おつまみはちょい高いのだけど、さすが魚屋さんだけあって新鮮でおいしいし、魚が恋しくなったらまた行こうと思います~~
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