↑いつも読んで頂きありがとうございます。今日もぽちりと応援お願いします。
つい最近の名古屋は本当に春らしい陽気で街を歩くのも楽しくなってきました。
そんな陽気を感じつつ、松坂屋美術館でやっている堂本印象展を友達と見に行ってきました。
堂本印象は私の中の印象は薄いのですが、今回の展示会で印象という人をよく知る事ができました。あくまで私の視点で感想を書きます。
印象は日本画作家なのですが、初期の作品と晩年の作品を見ると同じ人が描いたとは思えないほどでした。
初期の頃の作品は日本画らしく繊細な作品が多く、特に動物の絵は素晴らしく、今にも動き出しそうなリアルさがありました。
それに対して風景画は同じ人が描いたように思えないほどなんだか子供っぽい?と言えばいいのでしょうか、そんな印象でした。
なぜそんな風に見えるのかと、よく絵を見てみると遠近法がなんだかおかしいんです。
風景画はすべて変な感じでした。日本画だからですか?平面なんですよね。
と、考えながら中期の作品にさしかかります。その頃から画風ががらりと変わってきます。
渡欧したのがきっかけらしくイタリアやパリの風景などを抽象表現で描かれていました。
印象はヨーロッパで、日本とは全く違う風景や建物を懸命にスケッチしたと言われています。
現代のようにいつでも海外の風景がネットで見れるような環境にいても、ヨーロッパに行って本物の風景をみれば感動するのに昔だったらもっと凄かったでしょうね。
その影響を受けた作品をみていると、誰かの作品に似てるような似てないような。。。。。
多分色んな画家の影響を受けてると思われます。
そして帰国後印象が一番変わった点は、彫刻、陶芸、染色への関心だそうです。
そこから、建築などの空間美術を手がけるようになり、平面から立体へと世界が広がったと考えられています。
そこから、建築などの空間美術を手がけるようになり、平面から立体へと世界が広がったと考えられています。
だからこの時期の絵は立体的なんだな〜納得。
これが↑帰国後に発表した作品『メトロ』。名前の通りパリの地下鉄をモチーフに描いています。
モダンな作品なので油絵の印象を受けますが筆の線、立体表現は日本画の技法に徹底的にこだわっています。日本画の画材でどこまで表現出来るかに挑戦してみたかったんでしょうね。
そして晩年の作品になります。
ここまでくると芸術が爆発したのかもっと抽象画になっており理解不能の作品が多数。
私の頭ではちょっとおいつけませんでした。
だけどこの時の作品は海外で賞をとってる物も多いんですよね。
晩年ここまで激しくダイナミックに表現できた印象は凄いですね。
年をとれば落ち着いてくるのではないか、と思うのですがそれが全く感じられず常に攻める気持ちが感じ取れました。
今回の展示は人間の一生を見た感じがしました。
初期の絵も完成されていたと思うのに常に前進、だけど時代に合わせる所は合わせる、そして色んな影響を受けて、色んな事に挑戦した結果、自分の居場所はここだったという最終地点。でもそれでもまだまだ行けるぞという意気込み。
人生そのものですね〜
私もまだまだです。
これからも前に突き進も〜と。
最後に一言。印象という名前と、印象がごちゃまぜでよみづらくすいませんm(_ _)m
1 件のコメント:
前略
絵の好きな方と思われたので、メールさせて頂きます。
どうか私のブログ blog/ anjinlaut1967@yahoo.co.jp 「ロンボクで描く飯塚正彦」を、一度ご高覧賜るようにお願いいたします。
画像のほとんどは私の作品になっております。
草々
コメントを投稿